mshrskの日記

日々雑感、はるか昔から居座っている思いなどを綴る

46歳 失業しました。

26歳頃から、いわゆるDTPオペレーターという職を始めた。以来、これまで約20年、正社員、派遣等色々かたちを変えながら、何社かを渡る歩きこの仕事を続けてきた。これまでに、何度かこの世界(印刷業界)から足を洗おうと思った。けど、他に何かできるわけでも、資格があるわけでもないから、結局もとに戻るの繰り返しで、もうこんな年になってしまった。

今回退職(正確には解雇)した会社は、約1年前に転職コンサル会社を通じて入社した、零細印刷会社だ。当然、オペとして働いていたが、色々とあり、結局クビとなってしまったのである。因みに、クビ(解雇)になったのは今回が初めてだ。

前述の〝色々〟についてだけど。自分は元来、コミュニケーション下手で、気にかけてくれる人がいないと、どんどん孤立していくタイプの人間だ。(打ち解けた場合は、結構面白いのだけれど)入社前に知ったことだけど、オペは5人で全員女性(平均40代)とのこと。仕事については、様々経験してきたから、なんとかなるだろうと思った。(実際何とかなっていたと思う)。しかし、懸念事項がひとつあった。それは前述のオペ全員が女性ということである。上に姉を二人もち、親戚にも女性が多い自分としては、なんとなく女系の空気には慣れているつもりだった。

けど、実際のその環境で働き始めてみると、日に日にやり辛さを味わうことになっていき、細かい事は割愛するが、半年経つ頃には、完全に周りに距離を置いている自分がいた。別にいじめとか、いびりとかがあったわけでない。結局、馴染めなかった自分に原因があるのだ。ただでさえ不器用な自分がそういう状況になってしまうと、当然仕事にも悪影響が出てきて、円滑さをだんだんと失ってきてしまっていた。年齢的にも当然、定年までと心に決めて入社したのだけど、いつの日からか「ここから消えたい」という思いが芽生え始めた。そして時間は静かに過ぎて行き、3〜4ヶ月前から、何かが悪い方悪いへとグイグイ導くように、ミスを連発してしまい、経営陣から激しい叱責を浴びてしまう。そしてついに、「解雇」の通告を受けてしまうことになった。

ほんの3〜4ヶ月の間のことだけど、「負」の思いが引き寄せたことなのか、それとも、都合よく考えれば、ここにいるべきではないというメッセージなのか。わからないけど、今までに経験したしたことのない不思議な日々を過ごした。

少し話は戻るけど、女系の空気には慣れていると思っていたのは、単にそれは周囲の状態なのであって、別にそこでのびのび溌剌としていたわけでもなく、誰かに頼り、誰かの影でおとなしく生きていたのが事実なのだ。今思えば、そんな自分がそういう環境で、しかも仕事の場でうまくやれるはずはなかったのだ。

今頃、たらたら言っても仕方ないけどね。もっと器用に、上手に生きられたらなぁとつくづく思うよ。

てことで、これからもオペで使ってくれるところがあるのか、他の道があるかわからないけど、なんとか生きていきまーす。DTPオペはもう十分やった気はするけど。